卵城とサンタルチア地区 人魚 パルテノペー伝説
ナポリは 歴史に、食に、絶景に… と 見どころ満載!
紹介したいことが山ほどありますが、まずは ナポリ発祥の地から~
「南イタリアの歴史」でも触れたとおり、ギリシャ人によって築かれた町です
ギリシャといえば ギリシャ神話、色恋沙汰に変身物語など 面白いエピソードが沢山ありますよね
それは この南伊でも継承されているんですよ
そこでナポリ発祥にまつわる 人魚伝説をひとつ!
トロイ戦争後、イタリアへ渡航しようとしたオデッセウスが、
地中海をさまよう 人魚の 妖しい歌声に 惹き込まれ、座礁しそうに!
(どこかで聞いたような話… そう! ドイツのライン河の ローレライにも そんな伝説が !?)
それを阻止するべく、船乗り達は 人魚の怪しい歌声に惑わされないよう 耳栓をし
オデッセウスは 人魚にそそのかされないよう マストに縛り付けられ、身動きできない状態に!
こんなにも妖艶な しかもヌードの美人魚が近づいていたら、惑されてもしようがないですよねぇ~ (*_*;
(因みに 半人半魚の妖精=セイレン=妖しい歌声=サイレン(警報)の語源です)
結局 人魚の誘惑を 必死で阻止したオデッセウス達は、無事にイタリアに上陸!
オデッセウスを 誘惑することに失敗した 人魚パルテノペーは、自殺を図り (人魚が自殺 ?!…)
人魚の亡骸は波間に揺れ、流れ流れ 辿り着いたのが、メガリデ島 (現在 卵城のある場所) で、
人魚の亡骸が 岩礁に化けたとか、城の基部に 人魚の亡骸が葬られたとも云われています
そんな伝説を 信じる信じないは 貴方の自由~
でも 古代ギリシャ・ローマ人って 浪漫があったと思いませんか? ❤ ♡ 💛
(浪漫・ロマン:だから “古代ローマ風” のことを ロマンチックって言うんですよね)
話が脱線しましたが、ナポリ発祥の話を続けていきましょう!
ナポリ発祥の地は 現在の卵城周辺で、向かいの 断崖絶壁上の高台 (エキア山) に 町が建設されました
(海岸線に林立するホテルの裏側に、断崖絶壁の凝灰岩が立ちはだかっていて びっくりします)
ナポリの町の起源には 諸説ありますが、
有力説によると、 紀元前7世紀には ギリシャのロードス島民が定住しており
その後、「南伊の歴史」でも紹介した クーマ人がやって来たとのこと
町の名は、人魚の名から取ってパルテノペーと、後には「パレオポリス:古い町」と呼ばれていたそうです
(ナポリには パルテノペーという名の 通りや 噴水があったり、一時期は国名にもなったことがあります)
紀元前5世紀に エトルリア人との争いの結果、 勝利者クーマ人が、
丘の東の開けた地(今の旧市街地)に「ネアポリス:新しい町」を建設します
そう! それがナポリです!
そんな歴史を持つ 卵城とサンタルチア地区は、今も昔も「ナポリの海の景色」の代表格で、
現在は 4,5星ホテルや お洒落なレストランやカフェテリアが立ち並ぶ、人気のスポット !
(日本・関東でいえば、江の島・湘南みたいなところかな~)
地中海の太陽を浴びながら、この辺りを散歩すれば、
思わず ナポリ民謡「オーソーレミーオ」「サンタルチア」を口遊みたくなるに違いない ♪ ♬ ♫
イタリア行こ会
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