ナポリ歴史地区 4

官庁街 ナポリのオペラ座 サンカルロ歌劇場


Caffe' Gambrinus でお茶したら、200年前の社交界人になったつもりで? オペラ座に行ってみましょう!

 白とグレーの建物が レンガ色の壁をした王宮に 付属した形で建っているのがそうです


1737年 ナポリ王 ブルボン家の カルロ3世 (広場にある 騎馬像の王様) により、創建され

自身の守護聖人 聖カルロの日 11月4日に 初開幕されました

それは かの有名な パリのオペラ座 (ガルニエ宮)よりも、ヴェネチアのフェニーチェ劇場よりも早い、

現存するオペラ座としては 最古の物で、 これまたナポリが誇る 歴史的建造物です


今でもオペラをやってるのかって?  もちろん現役バリバリです!

オペラの時期 (晩秋~早春) になると、オペラをはじめ、オーケストラ、バレエなどの公演もあり、

オンラインで チケット購入できます


鑑賞・観劇しないと 内部を見れないのかって? そんなことありません! 

見学可能なので、我々も内部を覗いてみましょう!

オペラ座 専属ガイドの案内 (英・伊語) により、最初に導かれた所は、アリーナ席 (最上部の写真)


うわぁ~ 綺麗~ 💛  素敵~💛 ゴージャス 💛

どんな言葉を並べても、この空間の素晴らしさは、実際に見るまでは 伝わらないだろうなぁ~

因みに こちらは、舞台側から 観客席を 眺めたもので、キラキラ光る観客席の 1番奥には、王様用の 貴賓席が!


そして天井画は ギリシャ神話「パルナッソス」

芸術の神 アポロン、音楽の女神 ミューズ、古代ローマ詩人ヴェルギリウス、中世の文学者ダンテ。。。

どれが誰か わかるかな~?


他にも 面白い仕掛け?が いっぱい!


例えば

これ、舞台上部にある時計、今でも ちゃーんと 時を刻んでます

でも 「芸術に時間は関係ない!」って 人魚パルテノペーが、時計の針を止めようとしてるの!

やることが 粋だねぇ~ 心憎いねぇ~


それから 桟敷観客席の個室を よく見ると…

各個室に 鏡があるの わかりますか?  

今時の スクリーンでもなければ、身だしなみを 整える為のものでもないんですよ!

じゃあ 何かって? それは…


200年前の社交界は、今と違って けっこうお行儀が悪かった

それは ナポリだからってわけでなく、パリでも 何処でも 同じで

開演までの時間に、個室で 飲み食いしながら お喋りしたり、双眼鏡で 人間ウオッチングしたり…

そんな時 突然 王様が 貴賓席に入って来たら、すぐさま静止し、起立して 王様を迎えたんだとか~

そう、王様の出入りがわかるように わざわざ付けられた 鏡だったんですねぇ~


さて 本当に 全ての個室の鏡から、王様の貴賓席が見えるのか??

自分の目で確かめるまでは 信じがたいかも⁉

てなわけで さっそくチェックしてきましたよ 各個室を…

貴賓席に1番近い個室から、1番遠い個室まで ぜーんぶチェックしましたが

ちゃーんと見えましたよ 鏡に映った 貴賓席が 👆 ↑ ☝

ホンマにやることが凄い! 感心しますぅ <(_ _)>


その貴賓席を 間近に&下から 見上げたのがこちら


貴賓席から見た 舞台側


他にも、この舞台で活躍した作曲家、オペラ歌手、そして1800年代に来伊したスタンダールまで

色々 面白い話が聞けます 見れます 楽しめます!


サンカルロ歌劇場 http://www.teatrosancarlo.it/

専属ガイド案内 (英・伊語の説明のみ 45分間 )全日 10.30; 11.30; 12.30; 14.30; 15.30; 16.30 

入場料:€7


日本語通訳ご希望の方は 「イタリア行こ会」までお問い合わせください

http://www.italiakokai.com

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