官庁街 老舗カフェ ”Gran Caffe' Gambrinus"
さあ、ここいらで カフェでも飲んで 一服しましょう ☕
プレビシート広場の角にある「Gran Caffe' Gambrinus : グラン カフェ ガンブリヌス」は
創業1860年という、ナポリで最も古い 歴史あるカフェテリア
既に観てきた通り、この周辺は 昔からナポリ王国の官庁街だったので、
この老舗カフェテリアは 150年前の創業時から、
政治家、文学家、芸術家の溜り場であり、イタリアの著名人が集う 社交サロンであり
そしてまた オペラ鑑賞前に 食前酒やスナックで小腹を満たし、向かいの歌劇場に向かったものでした
それは 今でも オペラ開催日に見られる光景で、無意識のうちに 150年続いている習慣です
ナポリには ギリシャ・ローマ時代から現代に至るまでの、数多くの 歴史的建造物があり
各建造物内外では 色々なドラマが 繰り広げられたことでしょうが
このカフェサロンもまた いろんなドラマを生んできた 生き証人みたいな 存在なんですね
カフェテリアには ナポリの陽光を浴び、そよ風に吹かれながら お茶出来る 外の席と
創業当時のリバティー様式と ベルエポックの面影を 今も感じられる 内部の席とがあります
さあ、私達も カフェを! っと その前に。。。
イタリアでは、"立ち飲み" と "座り飲み" の 2種類の方法があり、料金も異なります
”立ち飲み” は、文字通り 立って飲む方式で カフェ一杯 €1前後です
一方 "座り飲み” は、椅子に腰掛け テーブルで飲む方式で、カフェ一杯 €5とか 場所によっては €7になります
まずは "立ち飲み" について
日本で "立ち飲み" というと ちょっとお行儀が悪い?
でもイタリアでは、日本のように 「一服 = 休憩する(腰掛けて飲む )」というより、
本当に カフェを飲む為だけに カフェに寄る 「一服 = 一気に飲む」ので
飲み干すと とっとと店から出て行く… 滞在時間 5分といったところ?
イタリア人 本当にカフェが好きなんですねぇ~
私達もナポリ人に混じって、イタリア式 "立ち飲みカフェ” を頂いてみようじゃありませんか!
まず最初に レジで注文します
*エスプレッソ = カフェ
*カフェ+1滴ミルク = カフェ・マッキアート
*カフェ+泡立てミルク = カップチーノ
*カフェ+ミルク = カフェ・ラッテ
2ユーロ程度のコインを レジのお姉さんに渡して
「ウン・カフェ・ペルファヴォ―レ ( エスプレッソを一つ下さい)」と頼めば
貴方も もうすっかり イタリアに馴染んじゃってる感 いっぱいでーす (^○^)
でもそれで任務完了ではないので、そこで落ち着かないでください!
貴方の後ろに 長ーい行列ができてるのですから、即刻 次へと移動しましょう
レジのお姉ちゃんから、お釣りとレシートを受け取ったら
今度は バーカウンターへ行き、バーテンダーのお兄さんに
またもや「ウン・カフェ・ペルファヴォ―レ」と言い乍ら、レシートをバーカウンターに置きます
ここで要チェック! イタリア人(特にナポリ人)の場合、
レシートの上に、チップとなる 5セント または 10セントを さりげなく置くのです!
ここまで出来る貴方は、かなりの”通”ですね~
自分のカフェが出てくる間、バーテンダーの 動きにも注目しましょう
幾人ものオーダーをちゃんと覚えていて、それぞれの 注文に沿った皿や水を テキパキと置いていきます
あっ デミタスカップが 湯煎にかけられてる! 気が利いてるぅ~💛
カフェを抽出する ハンドルも 自動ではなく手動だし~
これって 当たり前のことのようですが、ナポリならではの カフェ文化なんですよ!
さあ! お待ちかねの カフェが 出来上がりました ☕
おぉう なんと濃厚な味わいなんでしょう!
そう! これもナポリならではで、 豆の焙煎が深煎り? なんです!
だから苦いわけじゃなくて 濃厚!
日本で飲む エスプレッソに比べたら、イタリアのは かなり濃く感じると思うけど、
ナポリのカフェは 更にその上を行きます
これに慣れると 他の町のカフェが 薄いと感じてしまうほど!
カフェインと糖分を注入したところで、またナポリ観光を続けて行きましょう
次回は ”座り飲み” しましょうね ナポリの美味しいドルチェ (菓子) も一緒にね 💛
イタリア行こ会
ナポリ発着ツアーのご紹介と イタリアの旅の情報をお届けします ナポリ・ポンペイ・カプリ島・ソレント・アマルフィ海岸
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