ナポリ 歴史地区 2

ナポリの玄関口 官庁街  王宮


先ほどの プレビシート広場に 威風堂々と 鎮座しているのが ナポリ王国の王宮です


1600年、スペイン支配時代に 本国の王様を 迎え入れる為に建てられたのですが、

結局来なかった!というお粗末な話… で その後 長く放置されたらしい(勿体ない💦)


18世紀になってやっと ナポリを支配したブルボン家の カルロ3世が 住み始め、

(あの 騎馬像の カルロ3世です 息子のフェルディナンドも勿論 利用してました)

その後 イタリアが共和国になる 20世紀まで、ずっと王宮として 使われていました

それまで何度となく増改築され、現在に至っています


広場に面した正面玄関側には、ナポリ王国歴代の 王様の彫像が 8体 

(彫像自体は 決して素晴らしい出来とは 言えないけれど、けっこう細部まで 彫刻が施されててびっくり!

館内に 展示されている 写真を見るとよくわかります)


正面玄関を潜り、現在は 王宮博物館になっている 内部を見学してみましょう

入ってすぐ左手に入場口があり、切符購入(オーディオガイド:残念ながら 日本語は無し)


昔の建物基部部分や、彫像のズーム写真などを 横目で見乍ら 進んでいくと

名誉の大階段」という名に相応しい、立派な階段と 巨大な空間に出くわします


なんということでしょう! 言葉が出ない! 圧巻!

さあ、気後れしないで 王様から招待された気分で、軽やかにそして優雅に 階段を上りましょう!

中庭に面した4面の大窓から、太陽の光がふんだんに差し込み 🌞 古い建物に見られる 陰湿な感じは まるでなし!


最初の部屋は「宮廷劇場

下方からは あまり良く見えない 上方部分にも、美しい壁画や彫刻が施されています

こんな素敵なプライベート劇場で、オペラや音楽鑑賞してみたい!


続いては、王様に会う為に 通り抜けなければならない 3つの前室

「絢爛豪華」とは こういうことを言うのでしょうねぇ~ 前室とは思えない $%&#

立体感のある天井画、金を施したシャンデリア、大扉、サイドテーブル…

「いい仕事してますね~ 😊」


他にも 玉座の間、王妃の部屋、舞踊会サロンや、

ナポリで活躍した 1700年代の画家達の作品が 飾られている部屋もあります

王妃の為に フランスで造らせた ネジまき時計 優美ですね~


最後に、王室礼拝堂



ここには、ナポリで 最も重要な「プレゼーピオ」の一つが 展示されています

プレゼーピオとは、キリストの誕生をお祝いする 人形劇? ジオラマみたいなもので、

ナポリには これを専門に売る通りもあるほど 世界的にとても有名なんですよ(詳しくはまた後程)

ガラスに反射して、あまり良く見えなくてゴメンなさい 🙇

アップで撮った方が断然わかりやすいですね

東方3博士が 幼児キリストを礼拝すべく 赴いているところです

生活感が滲み出ていて、リアル感満載!


最初から最後まで、往時を忍ばせる 豪華な 空間と備品の数々には 圧倒されまくりですね!


王宮というと、カゼルタの王宮の方が 有名ですが、室内装飾的には、私はこちらの方が好きかな~

カゼルタ宮は お庭が見ものですものね~


欧州の宮殿を 1度も観たことがない方、カゼルタ宮まで 行く時間がない方

この機会に 是非一度、ナポリの王宮を ご覧になってはいかが?

会館日時:9:00~20:00(ラスト入場 19時)、 休館日:水曜日、 入場料:€4


さあ、今度こそ カフェテリア「Gran Caffe Gambrinus」で 休憩しましょう!

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